日々の楽しみと祖母の教え。小銭貯金。
こんにちは。
midoです。
中学生の頃でしょうか。
どこのお店で購入したか忘れてしまいましたが、
豚の貯金箱を3つ買いました。
1つは自分用に、もう1つは母に、最後の1つは祖母にプレゼントしました。
なぜ貯金箱だったのか、そしてなぜそれを母と
祖母にプレゼントしたのか。自分で買っておきながら、全く思い出せません。
しかし3つの豚の貯金箱は、長い間実家でそれぞれ愛用され(私は雑貨として飾っていただけですが)、2つは結婚した今も私の家で現役で使われています。
青色の豚がもともと自分用に買った分、ピンク色は、結婚して家を出るときに、祖母が小銭を入れて渡してくれました。
小銭がたくさん入ったピンク色の豚の貯金箱。
手に持ったときの「ずしり」とした感覚は今でも覚えています。
結婚前の私はキャッシュレスにしたものの、うまく管理ができず焦っていました。お金を使った実感と、お金を使えるありがたみがいまいち感じられなかったのです。
もちろん、うまく使用すればキャッシュレスは良いことだらけです。
私もたまにネットショップ利用の際や普段の生活で、キャッシュレスの恩恵に与っています。
ですが、ほぼ現金管理に戻しました。
その方が自分に合っていたからです。
そして、現金管理に戻してから、新たな楽しみが増えました。
タイトルにもある通り、豚貯金箱への小銭貯金です。
特に、「毎日入れる」とかルールは作っていません。
お会計の際も、小銭から出すようにしていますし、お金を使わない日もあるので、貯金のペースはゆるやかです。
ですが、たまに気が付いたときに持ち上げてみるといっぱいになっていたりします。そのときの私は、臨時のお小遣いを得たみたいで、とても嬉しく、ほっこりした気分になります。
そして、祖母が渡してくれた小銭の重みを思い出します。
祖母はきっと、お金の管理がうまくできず焦っていた私にこう伝えたかったのかもしれません。
「小さくてもそれをコツコツ積み上げていけば、焦らなくてもやがて大きなお金に
なるよ」と。
ポイントや身軽になれるキャッシュレスもとても魅力的だけど、
私は小さい額でも貯金箱にたまっている目に見えるお金を大事にしたい。
「貯金箱がいっぱいになったら、次はどんな風に使おうかな」と考える時間も自分にとって、愛しくて大事な時間です。
祖母に感謝しながら、今日も豚の貯金箱を眺めています。